構造

魔法の杖 鋼製制振デバイス「鋼モルタル板を用いた座屈拘束ブレース」

共同研究者:
岩田 衛、藤田 正則、中村慎
使用されている場所:
神奈川大学みなとみらいキャンパス・神奈川大学3号館 ・ふじのくに千本松フォーラム

文部科学大臣表彰 科学技術賞(科学技術振興部門):地球環境に配慮したサステナブル建築構造の技術の振興/特許第3663491号:座屈拘束ブレース

Q.どのような研究をしているのでしょうか?
通常、圧縮力が作用すると座屈して折れ曲がってしまう長大ブレース(対角線上に差し込む補強材)を、座屈しないように工夫した「座屈拘束ブレース」。地震エネルギーを安定的に吸収させることで梁や柱を健全にすることができます。岩田衛名誉教授は、これをわかりやすく説明するために地震から建物を守る「魔法の杖」と紹介しました。
Q.その研究は、未来にどうつながるのですか?
日本は地震大国です。いつどこで発生してもおかしくない大地震に対して「座屈拘束ブレース」を用いることで建物の安全性と財産価値を保持します。さらに、地震エネルギーを吸収する「座屈拘束ブレース」を常時モニタリングしていくことで、部材の取り換えの判断ができるようになります。将来にわたって、より安全・安心な建物の実現に貢献します。

お話を伺ったのは…

藤田正則 教授

構造コース 
サステナブル構造研究室