神奈川大学 建築学部

Features: Faculty of Architecture and Building Engineering 建築学部の特色

神奈川大学工学部建築学科は、
神奈川大学建築学部*へ。

*2022年4月開設

2000年代に入り、時代が変化するスピードは大きく加速しました。まさに予測不能。この流れはもはや止まることはないでしょう。それは、建築をとりまく環境も同じです。

そもそも、「建築」とは何でしょうか。

「建築」とは、単に建物だけを捉えた言葉ではありません。それは、実に様々な視点からつくり上げられているものなのです。

例えば、ケーキを食べるなら、あなたは誰と、どんな場所で食べたいですか。どんな音を聞きながら、どんな景色を見ながら食べたいでしょうか? ケーキを食べる楽しさとは、ケーキの味や美しさだけではなく、食べる場所の雰囲気や音、風景、さらにはその場にいる人々の雰囲気に至るまで、それらぜんぶがつくり上げているのです。

神奈川大学建築学部が考える「建築」とは、いわばこのケーキとそれを取り巻く様々な事柄や空間のように、人々の暮らしひとつひとつの場面をかたちづくるもの、環境のすべてです。

こう考えると、建築人には、人々に寄り添い、問題の本質を洞察する力が強く求められることがわかります。つまり、世の中のあらゆる人、モノ、コト「ぜんぶ」について、さまざまな視点、過去、現在、未来、あらゆる角度から観察し、発見や気づきを得る力、そしてそれらが生活や環境に与える影響を隅々まで考察し、全体像をデザインする力がとても大切です。

神奈川大学建築学部は、これまでの建築学だけでなく、社会科学、人文科学、芸術学、人間科学、自然科学、応用科学など幅広い分野の知識を取り込み、より包括的な意味での「建築学」を理解し、課題解決能力を修得した、空間、環境、安全性、生活、まちなどに対する専門性と技術を持つ人材を育てます。

建物だけではない、あらゆる視点から、人々の暮らしをより豊かで、楽しく、快適にデザインしていく。そんな「建築」を学ぶ新たな学部が横浜に誕生します。

神奈川大学建築学部 イメージ図

Book

神奈川大学2022キャンパスガイドブックデジタルパンフレット

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神奈川大学建築学部(2022年4月開設) 学部紹介

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大学の約束2020 オンラインカンファレンス~未来が求める人材をどう育成するか~

日経チャンネル:特別講義アーカイブ動画より
建築学部設置準備委員会委員長 内田青蔵教授

2つの学系、5つのコース、
独自のプログラムを自由に選択できる。

受験生の皆さんは、入試の際に「建築学系」あるいは「都市生活学系」を選択します。「建築学系」は、建築における構造、環境、デザインといった各分野を中心に、また「都市生活学系」は、住生活の創造や、まちづくり、建物の保存再生といった各分野を中心に学びます。

入学後はそれぞれの学系に所属し、2年次前期までは、学部の必修科目などを通して建築学部の多彩なフィールドを幅広く学ぶと同時に、各学系に用意される基礎科目、専門科目を学んでいきます。

2年次後期からは各コースに所属し、専門性を深めます。建築学系の学生は「構造コース」「環境コース」「デザインコース」から、都市生活学系の学生は「デザインコース」「住生活創造コース」「まち再生コース」から、コースを選択します。

また、コースを横断して学べる独自のプログラムも設置しています。学生の皆さんはコースに所属し、専門に関する目的意識を持ちながら、複数の専門領域にまたがる興味深いトピックを深く学ぶことができます。

建築学部の学び

建築学部の学び

5つのコース

2年次後期より1つのコースを選択し、専門性を深める。

  • 建築学系 構造コース

    建築学系
    構造コース
    Structural Engineering Course

    地震や台風に強く、経済的で合理的、環境に配慮した美しい建物をつくり、残す。そのために必要な新しい構工法や材料、構造解析の技術を学びます。

  • 建築学系
    環境コース
    Environment Course

    環境負荷に配慮しつつ、熱、空気、音、光などの要素からなる建築内外の環境を良好に創出する。そのための知識や技術について学びます。

    建築学系 環境コース
  • 建築学系 都市生活学系 デザインコース

    建築学系都市生活学系
    デザインコース
    Design Course

    建築計画の基礎知識、デザイン理論や手法、建築史などを幅広く実践的に修得する。持続可能な社会を実現する、建築の新たなデザインを学びます。

  • 都市生活学系
    住生活創造コース
    Habitation Design Course

    人間の暮らしや住まいのかたちについて、家族、地域社会、地球環境という多角的な視点から見つめ、提案する。住まいの歴史、住宅設計、生活環境のデザインなどを幅広く学びます。

    都市生活学系 住生活創造コース
  • 都市生活学系 まち再生コース

    都市生活学系
    まち再生コース
    Town Regeneration Course

    人とまちの関係性を見つめ、新たな「まち」のあり方を考える。既成概念にとらわれず建築や都市のあり方を提案できる知識や技術を学びます。

独自のプログラム

興味や将来めざすキャリアに合わせてコースを横断して自由に選択できる科目群。プログラム修了者には認定証を授与(予定)。以下に抜粋して紹介します。

※2021年7月時点での情報です。プログラムの名称・内容は予定につき、変更される場合があります。

  • 01環境共生プログラム

    快適な環境のための知識や技術だけでなく、エネルギー・資源・廃棄物などに関する配慮、周辺の自然環境との調和などに関する知識や技術、計画力まで修得するプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    環境コンサルタント、建築士、建築設備士、国家公務員、地方公務員など
  • 02防災まちづくりプログラム

    少子・高齢化、グローバル化など、多様な社会の現状や課題を理解し、これからの都市や地域のあり方を広く構想。加えて自然災害や、建築・都市の防災技術を学究するプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    建築士、建築設備士、建築施工管理技士、国家公務員、地方公務員など
  • 03文化芸術プログラム

    建築に限らず、美術やデザインの歴史や理論、アート・マネジメントなどに関する学修を通じて、文化芸術としての建築について学ぶプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    学芸員、編集者・評論家・建築ジャーナリスト、建築史家、デザイン研究者など
  • 04ものづくりプログラム

    建築や生活空間に関わるインテリアなどについて、実物を制作することで得られる体験と技術の修得を中心に、ものづくりやデザインに関わる知識を体得するプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    インテリアデザイナー、家具デザイナー、造形作家、職人など
  • 05建築生産プログラム

    建物を構成する各種構造システムを理解し、それらを生産する上で必要なオペレーティングリサーチや、品質管理手法などに関する知識や技術、計画力まで修得するプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    建築施工管理技士、土木施工管理技士、管工事施工管理技士など
  • 06建築ストック活用プログラム

    持続可能な社会の実現を目指し、スクラップ&ビルドではなく、既存建物の価値を見出すとともに、社会ニーズや新たなライフスタイルに対応する手法と知識を学ぶプログラムです。

    こんな職業をめざす人に
    ファシリティマネジメント、不動産コンサルタント、保存再生・改修の専門家

全コースで、一級・二級建築士試験の
受験資格取得が目指せる。

建築学部全コースで、建築士(一級、二級)試験の受験資格の取得が可能な科目群が配置され、受験に必要な、数学や物理学関連の学修サポートも用意されています。
また大学院では、定められた科目を履修することで、最大2年間の建築実務経験が認められます。つまり、大学院を修了したその年に、一級建築士の免許登録要件を満たすことも可能です。

まち全体が建築の博物館。
横浜が第二のキャンパス。

150年前の開港をきっかけに発展した横浜は、江戸末期や明治期に建てられたレンガや石造りの美しい歴史的建築群や、戦後モダニズムにおける名作建築群、そしてみなとみらい地区などにおける最先端の現代建築群が共存しています。さらにそうした建築群だけでなく、海も山もあるという自然の豊かさも、横浜の魅力のひとつです。まちや暮らしを観察するたびに、さまざまな発見や気づきに出会える。まさに建築を学ぶ上で最高の環境です。

横浜で建築を学ぶ
都市デザインされた「横浜・みなとみらいの夜景」

充実した実験装置と設備が、キャンパスに。

キャンパスには、十分なスペースの「製図室」や「CG・CAD環境」が整備されています。また「建築構造実験室」や「温熱・給排水実験室」、「無響室」など、実験装置・設備も充実しています。さらには、様々な工作機器を備えた「工房」を新たに設置する予定です。学生の皆さんは、これらの施設を自由に活用しながら、演習や最先端の研究に取り組むことができます。

  • 日本有数の実験装置と設備が、キャンパスに。
    どこからも音の反射のない空間を実現した「無響室」
  • 日本有数の実験装置と設備が、キャンパスに。
    建物3層分という大きさを誇る「建築構造実験室」

国際感覚が身につく、
多彩な留学制度と交流セミナー。

建築学部では、これからの社会で求められる国際的なコミュニケーション能力を身につけるとともに異なる文化風土における建築や都市を学ぶため、学部生を対象とした短期留学制度を設置する予定です。また大学院では、韓国、台湾、中国、タイの大学との提携による「東アジア5大学建築学術交流セミナー」を毎年開催。国際協同チームで設計課題に取り組み、諸外国の学生たちとの交流を深めます。さらに、世界各地の提携大学への派遣交換留学制度も充実。
世界の多様性を肌で感じながら、日本や建築を見つめ、グローバルな活躍への足がかりをつくるチャンスがたくさん用意されています。

大学院で、より深い専門性を身につける。

建築学部では、現代社会に求められている、より高度な知識や技術を有する専門家を育てるために、大学院における充実した研究・教育にも取り組んでいます。みなさんは大学を卒業後、大学院に進学してより実践的な研究を重ねることで、大学院修了後に、より専門性を活かした分野や職能に就職する可能性を広げることができます。

文系・理系に開かれた入試制度(定員200名)

学校推薦型選抜、総合型選抜、一般選抜、さまざまな入試制度の中から自分に合った入試で受験できます。また、一般選抜では、「英語・数学・理科」以外の文系型の試験方式の選択も可能です。

多様な選択肢の中から、キャリアを決める。

神奈川大学建築学部では、幅広い分野の専門性を身につけることができます。例えば、建築家や建築技術者はもちろん、インテリアコーディネーターや空間デザイナー、地域・都市計画を担う自治体職員など、卒業後に目指せるキャリアは非常に多岐にわたります。

取得できる資格
所定の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験を経て)得られる資格
  • 高等学校教諭一種免許状【工業】(教職課程認定申請予定※1)
  • 社会教育主事※2
  • 学芸員
  • 日本語教員
※1 ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。
※2 本学社会教育課程の修了者は「社会教育士(養成課程)」と称することができます。
受験資格が得られる資格
所定の単位修得または学部の卒業によって受験資格が得られる資格(実務経験が必要とされる場合があります)
  • 一級建築士<国>*
  • 二級建築士<国>
  • 一級・二級建設機械施工技士<国>
  • 一級・二級造園施工管理技士<国>
  • コンクリート診断士
  • 労働安全コンサルタント<国>
  • 労働衛生コンサルタント<国>
  • 作業環境測定士<国>
  • 再開発プランナー

*大学院で所定科目を履修すれば、それが最大2年間の実務経験として認められます。この場合、既に試験に合格していれば、大学院修了と同時に一級建築士として登録することが可能となります。

関連する資格
在学中の学修により資格試験に向けた準備ができるなど学部との結びつきが強い資格
  • 建築積算士
  • インテリアプランナー
  • インテリアコーディネーター
  • 構造設計一級建築士<国>
  • 設備設計一級建築士<国>
  • 不動産鑑定士<国>
  • 宅地建物取引士<国>